この記事では女性の植毛について解説しています。
植毛というと薄毛に悩んでいる男性が行うものだと思っている方も多いでしょうが、実は薄毛の悩みというのは男性だけのものではありません。
最近では薄毛に悩まれている女性の植毛も増えてきています。
この記事では女性の植毛について解説していきますので、薄毛に悩んでいるという女性の方は是非ご覧ください。
女性の植毛とは?
美しい髪というのは女性ホルモンによって作られていますが、このホルモンの分泌量は30歳をピークに減少していくと言われており、このことによって薄毛になってしまう女性は一定数存在します。
また、生まれつきおでこが広かったり、生え際が薄かったりする女性もおり、そのような方が植毛を行うことが近年増えてきています。
この項目では女性の植毛の方法について解説していきます。
植毛方法
人工毛植毛
人工毛植毛とは、人工的に作られた毛髪を薄毛の気になっている部分に移植するという植毛方法です。
手術自体は短時間で修了しますが、移植した毛髪は自分自身の毛髪ではないので、術後一定の期間が経過すると抜け落ちてしまうというデメリットがあります。
そのため、髪の濃さやボリュームを維持するためには半年~1年のスパンでメンテナンスを行う必要があります。
自毛植毛
自毛植毛とは、自分自身の毛髪を採取して薄毛の気になる部分に移植するという植毛方法です。
移植された毛髪は自分自身の髪としてその場所で半永久的に生え替わり続けるので、人工毛植毛のようにメンテナンスをする必要はありません。
また、自分の髪を移植するので拒絶反応が起こることもほぼ無く、安全な植毛方法と言えます。
オススメなのは自毛植毛!
植毛方法には人工毛植毛と自毛植毛という2種類の方法がありますが、オススメできるのは自毛植毛による植毛です。
理由としては、まず副作用のリスクが少ないからということが挙げられます。
前述したように自分の毛髪を移植する手術ですので、術後に拒絶反応や炎症などの副作用が起こる可能性が低くなっています。
また、自毛植毛にはメスを使う方法の他にメスを使わない方法もあるので、メスを使わない方法を選択することによって手術によって生じる傷跡を最小限に抑えることができます。
植毛における男性と女性の違い
男性の植毛と女性の植毛には少なからず違いが存在します。
髪が薄くなる部分
男性の薄毛というとほとんどの方が頭頂部や生え際から進行していきますが、女性の場合は生えている髪が細くなり、ボリュームが失われていくことによって髪全体が平均的に薄くなっていく方が多いです。
このため女性の植毛手術は一般的に既存毛がある程度存在しているところに行うので、既存毛の毛根に傷を付けないようにするために非常に高い技術力が要求されます。
ショックロスの起こりやすさ
ショックロスとは、手術の際に使用した麻酔の影響で、移植した毛髪の周りに生えている既存毛が一時的に脱毛する現象ですが、女性は男性に比べてショックロスがおこりやすいと言われています。
ただ、ショックロスでの脱毛は一時的なものであり、時間の経過とともにまた生えてきますので心配しすぎる必要はありません。
女性の植毛にかかる費用
基本的に自毛植毛を行う場合には「基本治療費」と「移植費」という費用がかかってきます。
基本治療費とは手術前に行う頭皮検査やカウンセリングにかかる費用でクリニックごとに固定されています。
移植費とは毛髪を移植する面積によって変化する費用です。
女性の自毛植毛では、「基本治療費+移植費」が大体100~200万円程度であり、女性の場合は男性よりも移植する面積が狭いことが多いので、平均では100万円前後の費用が必要になってくると言われています。
まとめ
ここまで女性の植毛について解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
女性にとって髪はとても大切なものであり、薄毛になってしまうと大きなコンプレックスとなってしまいます。
ただ、そのまま放っておいても薄毛は治るわけではありませんので、勇気を持ってクリニックに足を運んでみてください。
カウンセリングは無料で行っている所もありますので、一度専門医に相談してみることをオススメします。
なお、当サイトでは、植毛を扱う病院・クリニックを地域別にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。