この記事では自毛植毛の費用について解説しています。
移植する本数ごとの相場や、メンテナンス費用なども解説していますので、自毛植毛を受けるには実際どのくらいの費用がかかるのか気になっているという方は是非ご覧ください。
なお、当サイトでは、植毛を扱う病院・クリニックを地域別にまとめており、各病院の料金も記載していますので、下記のページも参考にしてみてください。
自毛植毛の費用
自毛植毛には様々な手術方法が存在しており、どの方法を選択するかによって手術にかかる費用も変わってきます。
ここでは自毛植毛の中でも代表的であるFUT法とFUE法の手術内容と費用について解説していきます。
FUT法
FUT法とは?
FUT法とはAGAの影響を受けにくい側頭部や後頭部の毛髪をメスを使って採取し、採取したドナー髪を薄毛の気になる部分に移植するという方法です。
定着率が85~95%と非常に高いことが特徴で、毛髪のみではなく髪を支えている組織も一緒に移植することが高い定着率の維持につながっています。
ただ、毛髪を採取する際に頭皮をメスで切り取る行程を挟むので、手術の後に線状の傷が残るというデメリットがあり、傷口が癒えるまでには時間がかかります。
FUT法の費用
自毛植毛では1~4本の毛髪の集合体を1グラフトと呼びますが、自毛植毛の費用は一般的に1グラフトでいくらと決められています。
FUT法の場合は、1グラフトで2000~2500円が相場と言われています。
また、薄毛が進行していて移植する毛髪の本数が多くなるほど1グラフトあたりの値段が安くなる傾向があります。
FUE法
FUE法とは?
FUE法では、まずパンチブレードと呼ばれる専用の機械を使用して移植するための毛髪を毛根ごとくりぬきます。
そして、薄毛が気になる部分に再度パンチブレードで小さな穴あけて、採取した毛根を移植するという植毛方法です。
メスを使用しないので頭皮を切ることがなく、FUT法と違って手術による傷を最小限に抑えることができます。
FUE法の費用
手術の際に生じる傷がFUT法に比べて小さいなどのメリットがあるFUE法ですが、植毛にかかる費用は他の方法に比べて高めに設定されている場合がほとんどです。
相場としては、200本の植毛で30万円、1000本の植毛で100万円が目安となっています。
ただ、この項目で解説してきた費用は移植する毛髪の本数から算出される「移植費」であり、自毛植毛には移植費の他に「基本治療費」として20万円程度のお金が必要になって来る場合がありますので注意してください。
メンテナンスの費用
自毛植毛は、人工的に作られた毛髪を移植する人工毛植毛と違って自分の髪の毛を薄くなった部分に移植する手術であり、移植した毛髪は一度定着すると半永久的にその場所で生え続けるのでメンテナンスをする必要は一切ありません。
ただ、植毛した部分以外は薄毛が進行する可能性があるので、プロペシアなどの薄毛の進行を抑制する薬の服用を勧められる場合もあります。
プロペシアの費用は1ヶ月で1万円前後です。
男性と女性での費用の違い
植毛というと薄毛に悩んでいる男性が行うものだと思っている方も多いでしょうが、薄毛の悩みというのは男性だけのものではありませんし、植毛は女性も行うことができます。
植毛の費用面に関しては、男性と女性で基本的には違いがありませんので安心してください。
なお、女性の植毛については下記のページでより詳しく解説しています。
【参考】女性の植毛について
まとめ
ここまで自毛植毛にかかる費用について解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
自毛植毛は高い技術が必要となってく手術のため、ある程度の費用がかかってきます。
まとまったお金が必要になるので、できるだけ安く済ませたいと考える方もいると思いますが、相場と比べて安すぎるクリニックは手術経験が少ない医師や技術力が低い医師がいる場合もありますので、そのあたりをしっかりと見極めて数社を比較検討しつつクリニックを決定するようにしてください。
なお、当サイトでは、植毛を扱う病院・クリニックを地域別にまとめており、各病院の料金も記載していますので、下記のページも参考にしてみてください。