自毛植毛の手術を検討されている方の中には植毛を行うことによって移植毛と元々生えていた既存毛との間に違和感が生じて不自然な見た目になってしまうのではないかと不安になっている方もいると思います。
この記事では自毛植毛を行うと見た目が不自然になってしまうのかについて解説していきますので、植毛手術を検討されている方は是非ご覧ください。
自毛植毛は不自然になるのか?
結論から言いますと、基本的に自毛植毛によって術後の見た目が不自然になるということはありません。
自毛植毛とはAGAの影響を受けにくい後頭部の毛を薄毛の気になる部分に移植するものです。
人工毛植毛のように術後すぐに髪の毛がある状態になるわけではなく、術後半年~1年という長い時間をかけて少しずつ生えそろっていくものなので、自然な感じで髪の密度やボリュームの増加が見込めるため違和感が生じにくくなっています。
一方で、人工毛植毛やカツラ・ウィッグなどは一気に髪のボリュームが増加するので不自然さや違和感が生じやすくなっています。
自毛植毛後が不自然になる失敗例
先ほどは自毛植毛は基本的に不自然な見た目になることはないと言いましたが、手術に失敗してしまった場合には不自然さが生じることがあります。
その例として良く挙げられるのが生え際の不自然さです。ここではなぜ生え際は不自然になりやすいのか、その失敗例について解説していきます。
生え際のグラデーションの不自然さ
通常、髪というものは生え際から頭頂部に向かっていくにつれて濃さが増していくものですが、植毛手術の経験が少ない医師が手術を行うと生え際の部分から多くの毛を植毛して生え際が濃い状態になってしまい、自然な生え際を再現できないということがあります。
基本的に一度植毛した毛髪は減らしたりすることはできませんので、このような状態になってしまうと不自然な生え際のまま生活することになってしまいます。
不自然にまっすぐな生え際
こちらの失敗例も植毛手術の経験が浅い医師によって引き起こされることが多いものです。
生え際というものは基本的にはギザギザな形をしています。
手術経験の浅い医師というのは技術面だけでなくデザインセンスにも乏しいものですので、ギザギザに植毛するのではなく一直線に毛を植えてしまうことがあります。
この失敗をしてしまうと、移植した毛髪が定着した後でも生え際を見せると素人目にも植毛したことが分かるくらいに不自然な見た目になってしまいます。
移植毛と既存毛の境目の不自然さ
こちらも手術経験の浅い医師によって引き起こされる失敗例の1つです。
植毛手術というものは既存毛の生え具合に合わせて植毛を行わなければならないという非常に高度な技術が求められる手術です。
ただ、技術のない医師は移植毛と既存毛のバランスを取るような形での植毛が不可能ですのでこのような失敗を犯してしまいます。
まとめ
ここまで自毛植毛は不自然な見た目になってしまうのかについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
解説してきたように基本的に自毛植毛で不自然な見た目になることはありません。
ただ、これは経験豊富な医師に担当してもらった場合のことであり、経験が浅い医師が担当する場合は不自然な見た目になる確率も高くなってしまいます。
そのため、術後に不自然な見た目にならないように、手術を受ける前のカウンセリングでは過去に行った手術の経過写真を見せてもらうなどして自分が納得できる医師に手術を担当してもらうようにしましょう。
なお、当サイトでは、植毛を扱う病院・クリニックを地域別にまとめていますので、病院選びの参考にしてみてください。