この記事では自毛植毛後の飲酒や喫煙について解説しています。

AGA(男性型脱毛症)の改善に高い効果が認められている自毛植毛ですが、その効果を引き出すためには術後の過ごし方が重要になってきます。

この記事では術後の過ごし方の中でも飲酒と喫煙にスポットを当てて解説していきますので、興味のある方は是非ご覧ください。

植毛手術後の飲酒と喫煙

植毛手術後の飲酒と喫煙についてですが、結論から言いますと植毛直後は飲酒・喫煙ともに基本的にはしてはいけないとされています。

ただ、仕事上の付き合いもあるでしょうし、飲酒や喫煙によってストレスを発散してきたというような方はお酒やタバコを禁止されると非常に堪えると思います。

そのような方は「術後どのくらいの期間をおけば飲酒・喫煙が可能になるのか?」「そもそもなぜ飲酒と喫煙が禁止されるのか?」というようなことが気になると思いますので、それぞれについて解説していきます。

術後の飲酒について

基本的にどのクリニックで手術を受けたとしても手術前日~術後1週間程度はお酒を控えるように言われると思います。

まず手術前日の禁酒についてですが、お酒というのは血行をよくする効果があるので、手術の前に飲んでしまうと手術中の出血が多くなってしまう可能性があり、安全な状態で手術を行うことができないからということが理由です。

術後1週間も同様に飲酒をすると血行が良くなって移植部のかさぶたが出血しやすくなってしまいますので控える必要があります。

また、髪を作る栄養素として体内のアミノ酸は非常に重要な成分ですが、お酒を飲むと摂取したアルコールを分解するためにアミノ酸を使用してしまうので髪が生えにくくなる可能性もあると言われています。

「髪を生やすためならお酒は飲まない」という方は毛髪が完全に生えそろうまで禁酒するとより効果が出ることもあります。

術後の喫煙について

こちらは飲酒と違って手術を受けるクリニックによって多少期間が違ってきますが、平均すると術後1~3週間程度は喫煙を控えるように言われることが多いです。

禁煙しなければならない理由についてですが、最大の理由としては血流が悪くなるからということが上げられます。

タバコにはニコチンやタールという物質が含まれており、タバコを吸うことによってこれらの物質が体内に入り込んでしまい、血管を収縮させて頭皮の血流を悪くしてしまうので、手術によって移植した毛髪の定着率を下げてしまうのです。

また、血管を収縮させることの他にも、タバコを吸うことによって髪が成長するために必要なビタミンCが破壊されたり、含まれているニコチンの影響で自律神経が乱れてしまうことによって血流がより悪化してしまったり、薄毛の原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の分泌量が増加したりというような様々な悪影響があります。

移植した毛髪をできるだけ長期間にわたって維持したいと考えている方は、術後数週間と言わず本格的な禁煙を考えた方がいいでしょう。

まとめ

ここまで自毛植毛後の飲酒や喫煙について解説していましたがいかがでしたでしょうか?

解説してきたように植毛手術を行った後の飲酒や喫煙には様々なデメリットが伴ってきます。

普段からお酒やタバコを飲んだり吸ったりしている方は植毛手術を行うにあたって「禁酒・禁煙をすることができるのか」と不安になるかもしれません。

ただ、自毛植毛の効果を引き出すためには術後の過ごし方が重要ですし、植毛自体が安いものではありませので、しっかりと結果を出してお金と時間を無駄にしないためにも禁酒・禁煙を頑張るようにしましょう。

 

なお、当サイトでは、植毛を扱う病院・クリニックを地域別にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。

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