この記事では植毛後の洗髪やシャンプーについて解説しています。

AGA(男性型脱毛症)の治療方法として高い効果があることで知られている自毛植毛ですが、その効果を最大限引き出すためには術後の過ごし方がとても重要です。

術後の過ごし方の中で気を付けたいことの中の1つに洗髪があります。

この記事では植毛後の洗髪やシャンプーについて解説していきますので、気になっている方は是非参考にしてみてください。

植毛後の洗髪やシャンプーのやり方

自毛植毛は手術を行った当日は基本的に洗髪をすることはできません。洗髪が可能になるのは手術翌日からですが、洗髪が解禁されたとしても移植した毛髪の定着率を下げないように注意する必要があります。

ここでは、術後の洗髪のやり方を2つの期間に分けて解説していきます。

翌日~1週間の洗髪方法

植毛を行った翌日~1週間の間は移植した毛髪が定着するための非常に重要な期間です。

この期間の洗髪には36~38度程度のぬるま湯を使用して行います。

水圧を弱めに設定し、移植部に直接お湯をかけないように周りから移植部を濡らしていきます。

次にシャンプーですが、シャンプーは直接つけずにお湯で薄めるなどして、液や泡を付ける程度にします。

既存毛の部分も優しく指の腹で洗うようにし、移植部をこすったりしないように十分注意してください。

シャンプーを洗い流すときには髪を濡らしたときのように周りの部分からシャンプーが残らないように丁寧に流していきます。

髪を拭くときは、タオルで押さえつけるようにして水気を取り除きます。

乾かす場合には移植部は極力自然乾燥させるのがベストですが、ドライヤーを使用する場合には温風を使用せず、移植部に直接風を当てないように注意してください。

術後1週間以降の洗髪方法

植毛手術を行って1週間が経過すると移植した毛髪はほぼ定着しているので、多少こすり洗いをしても大丈夫になります。

ただし、爪を立てて洗ってしまうと移植した毛髪が抜け落ちてしまう可能性がある他、移植部のかさぶたをこすりすぎると移植毛ごと脱毛してしまう危険性がありますので、指の腹を使って円を描くように優しく洗うということを心掛けてください。

術後2週間が経過すると基本的には植毛手術を行う前のような普段通りの洗髪方法に戻しても大丈夫になります。

シャワーの温度も好きな温度に設定してOKですし、ドライヤーで乾かした後にムースやジェル等の整髪料を使用して髪をセットすることもできるようになります。

この期間になると移植部のかさぶたが剥がれ落ちだしますが、洗髪前に蒸しタオルなどでかさぶたをふやかしたり、指の腹でかさぶたを優しくこすることで移植毛にダメージを与えることなくかさぶたを取ることができます。

まとめ

ここまで自毛植毛後の洗髪方法やシャンプーのやり方について解説してきましたがいかがでしたでしょうか?

解説してきたように術後1週間を過ぎるとある程度は普段通りの洗髪が可能になります。

ただ、植毛手術の効果を左右するのは術後の過ごし方だと言われていますので、1週間が経過するまではぬるま湯を使用する・洗髪時は移植部を絶対にこすらないということを守りながら洗髪を行ってください。

術後にクリニックの医師から洗髪のことについては説明があると思いますが、個人的に気になることが出てきた場合には、絶対に自分で判断せずにクリニックの医師に相談して指示を仰ぐようにしてください。

間違った判断をして取り返しが付かなくなってしまうと、植毛に使用したお金も時間も無駄にしてしまうことになりますので十分注意してください。

 

なお、当サイトでは、植毛を扱う病院・クリニックを地域別にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。

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