この記事では自毛植毛後のアフターケアや注意点について解説しています。
植毛はAGA(男性型脱毛症)に悩まれている方なら誰でも一度は検討したことがある治療法だと思います。
主流となっている自毛植毛は人工毛植毛と違って術後のメンテナンスが必要ないなどのメリットがあり、非常に人気となっていますが、実は植毛後の効果を最大限引き出すためには植毛後のケアがとても重要だと言われています。
この記事では自毛植毛後のアフターケアやメンテナンス、注意点について解説していきますので、植毛を検討されている方は是非参考にしてみてください。
植毛後のアフターケアや注意点について
ここでは植毛後に気を付けなければならないことについていくつかのポイントに分けて紹介していきます。
洗髪
自毛植毛を行った後は、移植した毛髪がしっかりと頭皮に定着するように余計な負担を極力避けなければなりません。
そのため洗髪にも気を付けなければなりません。植毛手術を行うクリニックからも説明があると思いますが、移植当日の洗髪は厳禁です。
これは植毛手術によって付いた傷口から菌などが入らないようにするためです。
翌日~1週間の間は十分に注意しながらぬるま湯で頭皮をこすらずに流すだけにしておきましょう。
術後1週間が経過すると多少頭皮をこすりながら洗髪可能になります。
また、洗髪後のドライヤーについても頭皮に負担をかけないように冷風で行うのがベストです。
痛みや腫れ
自毛植毛は手術を行った後しばらくは、頭部を中心に様々な違和感が生じます。
例を挙げると、移植する毛髪を採取する際についた傷の痛みや頭皮のつっぱり感の他、麻酔の影響と言われている額やまぶたの腫れ・移植部のしびれなどがあります。
これらの違和感は一時的なものではありますが誰にでも生じる可能性があるものであり、日常生活を送る上で少なからず影響が出る場合もありますので注意してください。
赤みやかさぶた
自毛植毛を行うと術後しばらくの間は移植部にかさぶたができたり赤みが出たりする場合があります。
この赤みやかさぶたはかゆみを伴う場合もありますが、移植部に刺激を与えると移植した毛髪が抜け落ちてしまう可能性がありますので、絶対に掻きむしったりしないように注意してください。
また、移植部のかさぶたですが、長髪の方は髪のセットの仕方でカムフラージュすることが可能です。
短髪の方などは医師のアドバイスを受けて、かつらなどの仕様を検討するのが現実的です。
脱毛
自毛植毛を行うと術後しばらくしてから一時的脱毛とショックロスという脱毛症状が生じる可能性があります。
一時的脱毛とは移植した毛髪が抜け落ちてしまう現象で、ショックロスとは毛髪を移植した部分の周囲に生えていた既存毛の脱毛のことを言います。
一時的脱毛は新たに毛が生え替わるための脱毛であり、ショックロスも再び新しい毛が生えてくるのでどちらも心配する必要はありません。
してはいけないこと
自毛植毛を行った後に移植した毛髪が定着するまでの期間に絶対してはいけないこともあります。
前述したように移植部への刺激を与えたりすることは厳禁ですが、その他にも痛みを感じやすくなってしまうことからアルコールが禁止されていたり、血流を悪化させて定着率を下げるのでタバコも禁止されています。
また、術後の激しい運動も出血の恐れがあるので控える必要があります。
まとめ
ここまで自毛植毛後のアフターケアやメンテナンス、注意すべき点などについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
植毛とは毛髪を移植したらお終いというわけではなく、移植した毛髪を定着させることが重要になってきます。
毛髪をしっかりと定着させるためには術後の過ごし方が重要になってきますので、医師の指示を守りながら頭部への刺激に注意して生活するようにしましょう。
なお、当サイトでは、植毛を扱う病院・クリニックを地域別にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。