この記事では植毛後の顔の腫れについて解説しています。

自毛植毛は薄毛を改善する手段として非常に効果的な手段ですが、デメリットとして植毛手術が終わった後におでこやまぶたといった顔の上側が腫れるという症状が出ることがあります。

顔が腫れるというデメリットがあると聞くと手術に二の足を踏む方もいるかもしれません。

この記事では縮毛手術の後の顔の腫れについて解説していきますので、術後の腫れについて気になる方はご覧ください。

術後顔が腫れる期間

植毛手術を行うと術後3~4日経ったころにおでこやまぶたに腫れが起こることがあります。

この腫れは植毛を行ったすべての方に起こるものではなく、人気の植毛部分であるM字や生え際・前頭部などの場合には2~3割程度の方に腫れが起こります。

どのような腫れでも基本的には1~2日で引きますが、事前に腫れるのか腫れないのかを判断することはできません。

術後に顔が腫れる原因

先ほどの項目では術後3~4日経ったころに腫れが起こる可能性があり、腫れるのか腫れないのかは判断できないといいましたが、実は顔が腫れる原因はすでに判明しています。

まず挙げられるのが植毛手術を行う際に用いられる麻酔薬の副作用です。

植毛手術は外科手術であるので、手術の際には痛みを軽減するために麻酔を使用します。虫歯の治療時に使用した麻酔によって治療後数時間の間腫れが引かないのと同じ原理です。

次に挙げられるのは外科的な理由です。植毛では専用の機械を使用して毛髪を植え付けるので、毛髪を移植する際に少なからず頭皮を傷つけてしまいます。このことによる内出血が原因で腫れが生じることもあります。

術後に顔が腫れやすい人

すべての方に植毛手術の後に腫れが生じるわけではありませんが、実は腫れが生じやすい方というのもわかっています。

それは主に「高血圧の方」「50歳以上の方」「生え際といったまぶた等に近い部分への植毛を行った方」「ケガをした際に血が止まりにくい方」などが挙げられます。

これらの条件にあてはまる方は、ほかの方に比べて術後に顔が腫れやすいといわれています。

顔の腫れの対処法

術後の腫れには対処法がありますのでいくつか紹介していきます。

手術が終わってから数日間ヘッドバンドを装着する

手術の際に使用した麻酔は時間が経過するとともに下に降りてきて腫れの原因となるので、ヘッドバンドをすることで腫れを予防することができます。

この場合には装着するヘッドバンドはキツめのものを選択するほうがいいといわれています。

ステロイドを服用する

術後にクリニックで処方してもらえるステロイドを服用することで、腫れをある程度抑えることができます。

また、ステロイドを服用することで腫れを抑えること以外に、術後の感染症を予防することも可能になります。

ただ、ステロイドを処方してくれないクリニックもあるので事前の確認が必要です。

患部の冷却

冷却材を使用して患部を冷却することも腫れを抑えるために有効な手段です。ただ、患部を冷却する場合には刺激を伴う成分が含まれていない冷却材を選ぶ必要があります。

まとめ

ここまで植毛後の顔の腫れについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

紹介してきたように術後の腫れは植毛手術を受けたすべての方に起こるのではありませんし、腫れが起こるか起こらないかは手術の成功・失敗には関係ありません。

仕事をしている方の中には腫れが起こると植毛したことがばれるのではないかと思われる方もいるかもしれませんが、植毛手術をしたことがない人は顔が腫れているから植毛手術をしたなどとは考えませんので安心してください。

 

なお、当サイトでは、植毛を扱う病院・クリニックを地域別にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。

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