この記事では植毛後のふりかけ(増毛パウダー)の使用について解説しています。

近頃ではCMなどで見かけることも多くなってきたこともあり、AGAなどによる薄毛を隠す方法としてふりかけ(増毛パウダー)は有名になってきていると思います。

自毛植毛の手術では、移植するために採取したドナー跡には一時的にかさぶたが形成されるので、周りの人に自分が植毛を行ったということを知られたくないという方にはふりかけの使用がオススメできます。

この記事では植毛後のふりかけの使用について解説していきますので、植毛したことを周囲に悟られないようにしたいと思っている方は是非ご覧ください。

ふりかけとは?

ふりかけとは俗称で本来は増毛パウダーと呼ばれており、気軽に薄毛を隠すことができる手段として有名です。

ふりかけは特殊な繊維がパウダー状になったもので、これを髪に付着させることによって髪の毛を一時的に太くすることができ、ボリュームアップしたように見せることができます。

色も黒以外に白や茶色のふりかけもあるので周りの毛の色に合わせることができます。

使い方としては、一般的なパウダータイプの場合は隠したい部分にパウダーを振り掛けて手で馴染ませ、専用ミストを使用して定着させるだけです。

植毛後のふりかけの使用について

自毛植毛は薄毛の気になる部分に自分の毛髪を移植する手術ですが、移植をした部分にかさぶたができやすいという特徴があります。

自毛植毛にはメスを使ってドナー髪を採取するFUT法とパンチブレードという機器を使って毛根をくり抜くFUE法がありますが、両方の植毛方法とも手術を行う際には出血を伴うためにかさぶたができ、髪が短い方ほどこのかさぶたが目立ちやすくなります。

髪が長い方ならば整髪料などでセットすることによってカムフラージュできますが、短い方は難しいので植毛後のふりかけの利用が効果的になってきます。

自毛植毛を行った後は頭皮がデリケートな状態になっているので、ふりかけの使用をためらわれる方もいるかもしれません。

しかし、ふりかけは毛髪の元となっているたんぱく質の一種であるケラチンによって作られているので安心して使用することができます。

ただ、ふりかけには様々なタイプがあり、パウダータイプやスプレータイプの場合は頭皮や毛髪に負担がかかりにくいですが、液状のものは頭皮にしみ込んでしまうことがあるので使用を控えたほうがいいでしょう。

ふりかけを使用する際の注意点

ふりかけを使用する際には様々な注意点があります。

まず、ふりかけ自体が水や汗に弱いということを知っておかなければなりません。

濡れると流れてしまって植毛した部分があらわになってしまうので、汗をたくさんかくような激しい運動には不向きですし、雨が降っている日は髪が濡れないように注意しなければなりません。

また、振り掛けたパウダーが残っていると、それらが毛穴を塞いでしまって移植した毛髪の成長を阻害してしまう恐れがあるので、ふりかけを使った日の終わりにはしっかりとふりかけを洗い流す必要があります。

さらに、植毛を行った範囲が狭く、ふりかけによって隠す範囲も狭いと不自然な仕上がりになる可能性もあるので注意が必要です。

まとめ

ここまで植毛後のふりかけの使用について解説してきましたがいかがでしたでしょうか?

解説してきたように植毛後のふりかけの使用は手術によるかさぶたなどを隠すためには非常に有効な手段といえます。

しかし、毛髪のもとになっている成分によって作られているとはいえ、頭皮にとっては異物であることに変わりはないので、使用前には念のために植毛手術を受けた医師に相談することをおすすめします。

 

なお、当サイトでは、植毛を扱う病院・クリニックを地域別にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。

【参考】植毛を扱う病院一覧