植毛後の整髪料やワックスの使用について

この記事では植毛後の整髪料やワックスの使用について解説していきます。

AGAが進行して薄毛が目立ってきた方の中には整髪料やワックスを使用してボリューム感を増やしている方も多くいると思います。

しかし、整髪料やワックスには化学成分が含まれており、それらが毛穴をふさいだり、頭皮に刺激を与えることによって発毛が妨げられて薄毛になりやすくなるということはよく知られていることでしょう。

このため、薄毛治療で行った植毛手術の後に整髪料やワックスを使用してもいいのかという疑問を抱えている方も多いと思います。

この記事では植毛後の整髪料やワックスの使用について解説していますので、興味のある方は是非ご覧ください。

植毛後に整髪料は使用してもいいのか？

植毛後の整髪料の使用に関しては正直なところ植毛を行ったクリニックによって見解は違ってきますが、ほとんどの場合は植毛を行った部分に不必要な刺激を与えないために術後1週間は整髪料の使用を控えるようにと指示する医師が多いです。

その大きな理由としては、植毛を行った後の頭皮は非常にデリケートな状態になっており、様々な肌トラブルが起こりやすくなっているということが挙げられます。

毛髪を移植した部分に整髪料を使用すると、髪の毛を引っ張るような状態になります。このような状態になると毛根部分に大きな負担がかかることになり、移植した毛髪の生着率が下がってしまい、そのまま抜け落ちてしまう原因になってしまうのです。

また、移植を行っていない場所への使用はもちろん可能ですが、この場合は移植した部分に整髪料の成分が入らないように注意する必要があります。

先ほどの項目でも言いましたが、植毛を行っている多くのクリニックでは術後1週間は整髪料の使用を控えるようにという指示を出します。

1週間が経過すれば術後デリケートになっていた頭皮もある程度は回復しており、移植した毛髪の中にも頭皮に定着が完了した毛根も出始めてくるので、頭皮への刺激が少ない整髪料ならば使用しても問題ない場合が多いです。

ちなみに頭皮への刺激が少ない整髪料とは、

などのことです。

植毛を行ってから約1週間が経過すると整髪料を使用してもいい状態にはなりますが、元々生えている髪の毛のような状態にはまだなっておらず、外部からの刺激に敏感な状態であるということに変わりはありません。

ですので、ハードタイプの整髪料などを使用してしまうと知らない間に頭皮に刺激を与えてしまうので十分に注意してください。

ここまで植毛後の整髪料の使用について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

紹介してきたように術後一定期間が経過すると整髪料を使用することは可能になります。

しかし、頭皮に整髪料の成分がつくような使い方をしているとその成分が毛穴をふさいでしまい、せっかく移植した毛髪の成長を阻害してしまいます。

特にスプレータイプの整髪料はジェルタイプやムースタイプと比べても毛穴をふさいでしまう危険性が高いので使用は極力控えたほうがいいですし、使用した場合はしっかりと毛穴の汚れを洗い流す必要があります。

植毛の効果を実感することができるかは術後の過ごし方にかかっているといっても過言ではありませんので、術後に整髪料を使用する際には細心の注意を払いましょう。

なお、当サイトでは、植毛を扱う病院・クリニックを地域別にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。